プロ雀士という人たち

公開日: 2015年12月4日金曜日

わたしの好きな雀士に土田浩翔さんという方がいます。
最近麻雀熱が高まってきて、たまに麻雀関連の動画なんかを見たりするのですが、面白い動画がありました。




早い順目で七対子に決め打ち、ドラ打ちを「解説不能」と評され、執念の五萬単騎で追っかけリーチ、鮮やかに一発でツモ上がり。土田プロらしい局でした。


その1局を本人が解説している動画がありました。




この解説を聞いてもやはり他の誰かが打てる手順ではなく、独自の経験と感性に依る部分が大きいアガリだったようです。
面白かったのは「チートイツをアガリたかった」「リーチをかけたかった」という、まるで子供のような純粋さ。効率だけを突き詰めていったら絶対に出てこない言葉です。

麻雀は勝てる方がいい、そう思っていた過去の自分にはこういう「オカルト系」は受け入れられない部分が大きかったのですが、このツモ上がりを見た時に感じたものは何よりも「感動」でした。

公開されている以上、プロ雀士の対局は一種の見世物です。
独自の手順を持ち、その人にしか出来ない印象的なシーンを生み出す。そして勝つ。
ヘタクソではできないし、ただの効率だけでも面白くない。
個人的に見ていて面白いと感じる対局はドラマ性があり、人間性が色濃く出たものです。
実利と見世物の両立が必要という高度な仕事だと感じました。


これも映像のお仕事に触れるようになったから感じられるようになったのかな。


「魅せる麻雀」が出来るようになりたいなぁ。
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