手話講習会

公開日: 2016年2月3日水曜日

手話の講習会に行ってきました。

はじめに主催側の方たち11人がそれぞれ手話で自己紹介をしてく
れて、その後「この中で聞こえない人は何人いるでしょう?」という問いかけがあったのですが、そこでハッとしました。

今目の前にいる人が耳が聞こえないなんて、考えたこともなかったからです。

11人のうち7人は耳が聞こえないと仰っていました。

講演では、耳が聞こえないとどんなことに困るか?ということを聞かせていただきました。

想像すらしたことのない世界でした。

複数人が手話で会話をしている図を参加者が眺めるというデモンストレーションがありました。
内容は全くわからず「会話に置いていかれる」 という状況を体感しました。
聴覚障碍者にはよく起こる光景だと聞きました。
今まで、誰かと会話をしているときに、どれだけ周りの人を意識に含めてその場に居ただろう、と考えるとつらくなりました。

後半は、講師に一から手話を教わる時間。時間中は音声によるコトバは一切無し。
子供のように、一から言語を教えていただくことができました。

身振り、手振り、表情の豊かなこと。
周りに気がついて、気が配れること。
目の前の相手に伝えようとすること。
誰が障碍者で誰が健常者なのか?

価値観が揺さぶられるような体験でした。


昔からなぜか手話ニュースが好きで見ていたのですが、実際に自分がやってみると全然違いました。体とイメージと言葉の結びつきが必要で、とても刺激的な言語だと思いました。
2回の講習なので次回で最後ですが、もっとたくさん吸収したいなと思います。



こんなものもあるそうです。いいですね。
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