秋田弁
公開日: 2014年12月31日水曜日
故郷の秋田に帰省しています。中学生の頃の同級生に実に16年ぶりに会うなど、心楽しくやっています。
友達と話をしている中で方言の話になり大変面白かったのでなんとかここに記事としてまとめておきたいと思います。
1 「ね」だけで会話ができる。
友人が教えてくれたのですが、テレビで放送されていたらしいです。
確かにそうだなと思いました。というか日常でよく使います。
例文
父親「ねね」 (寝ないの?)
息子「ねね」(寝ないよ)
父親「ねねね」(寝ないといけないよ)
でもこんな台本渡されたらキレますね。
2 「しかだね」の万能性
しかだね=「仕方がない」が訛った言葉かなぁぐらい思ってた何気無く使ってたんですが、その万能性に気づいて驚愕しています。なんなら「しかだね」だけで飲み会を切り抜けられてしまいます。
(相手のコップに瓶ビールを注ぎがら)「まんず、しかだね」
(コップを持ちビールを注がれながら)「しかだねっす」
(お世話になった人に会って挨拶)「こないだは、しかだねがったっす」
(用事があり先に帰る時)「へば、お先に。しかだね」
などなど。困ったときは、しかだね!
3 翻訳不能な「けつまがり」
あるいは「尻まがり」と呼びます。これは決して臀部が湾曲しているわけではありません。
例えば、しょうゆ差しからお皿に醤油を注いだ時に、しょうゆ差しの外壁を伝って底から醤油がこぼれる現象をこう呼びます。(醤油に限らず使います。)
これを表す標準語が見つからないのです。
「垂れた」とか「こぼれた」としか言いようがないのですが、この状況を的確に表現しているのは明らかに「けつまがり」なのに、秋田でしか使えず、都内ではよく歯がゆい思いをしています。
もし標準語で同じような言い回しがあれば教えて欲しいものです。
やはり故郷の言葉はいいですね。
秋田の言葉
http://wiki.chakuriki.net/index.php/秋田の言葉
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