すみっコぐらし
公開日: 2014年9月18日木曜日
すみっコぐらしご存知ですか?すみっこが好きな、すみっコ。
Lineのスタンプなんかで見るようになって気になってたんですが、本屋で見かけて買ってしまいました。ぺんぎん?が、図鑑広げて「みどり色いない」って落ち込んでやがったんです。かわいい・・・。
で、こいつら何がいいんだろうって考えてみたわけなんです。
まず、どいつもこいつもがコンプレックス持ちだったり、ちょっとかわいそうな存在。
しろくま:寒がり。北から逃げてきた。
ぺんぎん?:じぶんはぺんぎん?自信が無い。いつも図鑑でじぶんさがし。
ねこ:恥ずかしがり屋で気が弱い。まるっこいコンプレックス
とんかつ:とんかつの端っこの食べ残し
えびふらいのしっぽ:食べ残し
たぴおか:飲み残し
ざっそう、、、、
など、など。
そして、それぞれが小さな野望を抱いていたり、小さな幸せを追い求めたりして生きています。
ざっそうは、いつかブーケにしてもらおうと花屋に通っているし、とんかつはスーパーで売れる日を夢見ている。けど、望みはなかなか叶わない。
ねこはカルカンが大好きで、意を決してコンビニに行き、震える声で注文するが、出てきたのはカニカン。でも気が弱いねこは、違うなんて言えなくて・・。
そんな姿はいかにもかわいそうで、同情を誘います。そして彼らには仲間がいて、いつも温かく救われる。その度に、ああよかったと思う。
なんでだ?
俺は何が嬉しいんだ?
そんな問いかけをして気づいたのは「自分を彼らに重ねあわせている」という思いと「私は彼らを見下している」ということ。
すみっこに暮らして 、コンプレックスを抱えて、注目を浴びるでもなく、目立った活躍もできなくて、ささやかな夢は遠くに感じて、それでもありがたいことに友達は優しくて、裕福でも無いけれど日々はそれなりに幸せで・・・まるで自分を見ているよう。そんな彼らが勇気を持って行動する時は、こちらも拳に力を込めて応援し、彼らが落ち込んだ時は寄り添ってあげたいと思う。それって、自分を肯定してあげたい気持ちを感じているんじゃないか?
それと、私は哀れな彼らの姿を少し上から目線で見ていて。彼らよりはまだマシなんじゃないかという気持ち。彼らは、そんな私の、自分より下等な存在がいないと社会で生きていけないヒヨワな人間の、糧になってるんじゃないかって。
ウワー、自分に才能があって上等な人間で、いつか上手くいくに決まってるとか思ってるってこと?完全に中二病!!
とか、つい考えこんだらめっちゃ暗くなった。
なにはともあれ、めんこい「すみっコ」達のトリコです。まるっこいのは正義。
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